「経済」の「景気」の仕組み
目次
- 「需要と供給の仕組み」
- 「そもそも景気とは?」
- 「会社の決算ってなに?」
「需要」と「供給」
「需要」…買い手が「欲しい、買いたい」と思う意欲。
「供給」…売り手が「売ります、提供します」という活動。
例えば、
物を買う側からみると、欲しいものがあっても、値段が高いときには買う人がすくなるなる。これが「需要が少ない」
逆に、値段が下がると、その値段なら買いたいと思う人が増える。これが「需要が多い」
物を売る側からみると、値段が安いときに作って売っても儲からないので、あまり作って売ることはしない。これが「供給が少ない」
供給が少なくなると、欲しいという需要が増え、高い値段でも買う人がでてきます。すると、高く売れるならもっと生産量を増やそうと考える。これが「供給が多い」
一概には言えないですが、大まかな仕組みを簡単に言うと
価格が下がると需要量が増え、価格が上がると供給量が増えていく。
モノの値段はこの「需要」と「供給」が釣り合ったところで決まります。
「そもそも景気とは?」
「景気」…経済全体の好不調を表現した言葉。
つまり、「景気」とは、国民の収入や企業の利益、国の税収が上がれば「景気が良い」、さがれば「景気が悪い」となります。
景気の良し悪しを判断するのには「景気動向指数」をみます。
「景気動向指数」とは?
内閣府が毎月発表している、景気と関係の深い経済データです。
データには、三つの系列があります。
①今後の景気を占う「先行系列」
新規の求人数や、住宅建設の着工床面積、消費者態度指数など、11項目
②景気の現状を示す「一致系列」
耐久消費財出荷指数や、工場での残業時間など、9項目
③過去の景気の様子を示す「遅行系列」
家計の出費支出や、完全失業率など、9項目
例えば、求人数が増えて住宅建設の着工床面積が増えれば「景気が良くなる」と予測できる。
「会社の決算」とは
「決算」…年に一度の会社の通信簿のようなもの
日本では原則として、毎年「決算書」を作ることが義務付けられている。
上場企業は決算書を作り、情報をオープンにし「どうぞうちの会社に投資してください」と、投資家に向けてアピールしているものであるとも言える。