「経済」の「景気」の仕組み

 

  目次

  1. 「需要と供給の仕組み」
  2. 「そもそも景気とは?」
  3. 「会社の決算ってなに?」

 

 

「需要」と「供給」

 

 

需要」…買い手が「欲しい、買いたい」と思う意欲。

供給」…売り手が「売ります、提供します」という活動。

 

例えば、

物を買う側からみると、欲しいものがあっても、値段が高いときには買う人がすくなるなる。これが「需要が少ない

 

逆に、値段が下がると、その値段なら買いたいと思う人が増える。これが「需要が多い

 

物を売る側からみると、値段が安いときに作って売っても儲からないので、あまり作って売ることはしない。これが「供給が少ない

 

供給が少なくなると、欲しいという需要が増え、高い値段でも買う人がでてきます。すると、高く売れるならもっと生産量を増やそうと考える。これが「供給が多い

 

一概には言えないですが、大まかな仕組みを簡単に言うと

価格が下がると需要量が増え、価格が上がると供給量が増えていく。

 

モノの値段はこの「需要」と「供給」が釣り合ったところで決まります。

 

「そもそも景気とは?」

 

景気」…経済全体の好不調を表現した言葉。

 

つまり、「景気」とは、国民の収入や企業の利益、国の税収が上がれば「景気が良い」、さがれば「景気が悪い」となります。

 

景気の良し悪しを判断するのには「景気動向指数」をみます。

 

景気動向指数」とは?

内閣府が毎月発表している、景気と関係の深い経済データです。

データには、三つの系列があります。

①今後の景気を占う「先行系列

新規の求人数や、住宅建設の着工床面積、消費者態度指数など、11項目

②景気の現状を示す「一致系列

耐久消費財出荷指数や、工場での残業時間など、9項目

③過去の景気の様子を示す「遅行系列

家計の出費支出や、完全失業率など、9項目

 

例えば、求人数が増えて住宅建設の着工床面積が増えれば「景気が良くなる」と予測できる。

 

「会社の決算」とは

 

「決算」…年に一度の会社の通信簿のようなもの

日本では原則として、毎年「決算書」を作ることが義務付けられている

 

上場企業は決算書を作り、情報をオープンにし「どうぞうちの会社に投資してください」と、投資家に向けてアピールしているものであるとも言える。